衆院の三つの補欠選挙が16日、告示された。28日に投開票される。自民党の裏金事件が明るみに出て以降、国政選挙は初めて。いずれも自民の議席だった3選挙区のうち、自民は東京15区、長崎3区では不戦敗となり、2敗が確定。与野党一騎打ちとなる島根1区の勝敗が焦点となる。
自民が公認候補の擁立を複数区で見送る補選は2002年以来。この時は7補選のうち見送った三つでも、その全てで無所属候補を推薦。今回は東京、長崎では推薦もなく、裏金事件の強い逆風が浮き彫りになった。
3補選で特に問われるのは裏金事件をめぐる岸田政権の対応の是非だ。
とりわけ自民の細田博之前衆…